入居が決まったら

満室経営について4回目。

満室経営を目指すなら、入居者を増やすための取り組みだけでなく、入居者に「ここに決めて良かった」と満足してもらうための取り組みも重要です。

私は、契約が決まったら、入居者の方がすぐに必要なものを準備しておくようにしています。

例えば、市報、ゴミカレンダー、(市の)ゴミ袋、トイレットペーパーに加え、入居ガイドブック、備え付けの電気機器等の取扱説明書等です。

入居ガイドブックには、ガス、水道、電気等の手続きの連絡先や緊急連絡先、ゴミ出しのルール、身近な公共施設や病院の住所・連絡先、お買い物に便利なマップなど、生活に必要な情報を整理して記載しています。

ウェルカムバスケット

日頃のちょっとした気遣いも重要です。

例えば、台風が接近しているのであれば、携帯にショートメールで洗濯物などベランダに出しているものへの注意を促したり、何か変化に気づいたときは、連絡するようにしています。

また、年に一度、年賀はがきも送るようにしています。

長く住んでもらっている人には、お礼という体裁で、設備の更新などを行うことがあります。経年劣化でいずれ更新が必要なものも、お礼という形で更新をすれば、入居者の方も喜んでくれます。

畳や襖の貼替も同じようにやるといいかと思います。入居後はどんな様子で部屋を使っているのか見えませんので、確認する良い機会にもなります。

入居ガイドブックの一部